三月の。

昨日は中学校にて今年度最後の茶道授業のお手伝いでした。
中学一年生のクラス。
一年前まではランドセルを背負った「こども」だったのに、
手足がぐんと伸びて、輪郭がしっかりとしてきた様子がまぶしかったです。
去年のあの子たちと、今目の前にいるこの子たちは、
同じ人間なんだけどなんだか違う気がする・・・
あのあどけない小学生時代はもう過去のものになったのだなあと、
不思議な気持ちになりました。

届いたお菓子は、3月だからキュートなものを想像していましたが、
箱を開けて、あ・・・
お雛様の焼き印がしてある常用饅頭。
でも。
中の餡が桃色でした!
生徒さんたちは、黒もじを使って食べることになれていないので、
懐紙の上で一生懸命格闘しながら食べていました。
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お花は、
桃、姫胡蝶わびすけ、寒あやめです。


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着物は、以前茶道教室の先生から頂いたものを着ました。

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今日はいろいろと忙しかったので着物を着るつもりはなかったのですが、
なんとなく、やっぱりと思いついて急いで着たので、
先生は私を一目見るなり、
「なんかおかしいね、おかしいわ、やり直そう!」と。
わたし→はい、そうなんです、自分でもおかしいと思いながら仕上げてしまいました、
いいんですいいんです、今日はおかしい日なんです。とぶっちぎりました。
だいたい、帯の丸い柄も、中央に来るようにしますよね、
それが端っこになってたり。
頭の中のどこかで、何かいつもと違うことがしてみたいと思っているみたいなので、
こうしておかしなことを、わざとじゃないのですが、
一瞬一瞬の判断でしてしまうのです。
悪い癖。

お手伝いは時間にすると約2時間ほどのことなのですが、
こうして季節を感じられることが楽しいです。





by thuchinouta | 2017-03-08 18:44 | 茶道教室