気になる木その後2

気になる木、枝が切り落とされていました。

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ごろんと横たわる、切り落とされた枝。
私の心もごろん、どすんと、鈍い音がしました。
もやもや。

もやもやはいけないので、
職員室へ行くと
ジェントルマン先生と目が合いました。

私は、どのような経緯で切り落とされたのか分からない状態なので、
どんなふうに転んでもいいように
ポーカーフェイスでにっこり。

いやー、そうなんです、今朝見たらあれー!と思って・・・。
あ、私も今見ました!
いやー、昨日理科の先生と見に行って、
これからどうしたらいいかあれこれ相談してたんですけどね~・・・。
そうなんですね(先生が切るように判断したんじゃなかったのね、
それに、今後の模索をして下さってたのね)、ありがとうございます!
考えてみたら私、あの日用務員さんと立ち話をして、
折れた枝から芽が出てたって話をしたんです、
だからもしかしたら、用務員さんが気を利かせて下さって
使命感から切って下さったのかと思います。
ああ、なるほど・・・。

今回はこんな結末になりましたけど、
これからも身の回りのことを生きた教材として、
生徒と意見を出し合ったり経緯を共有したり、
そんなこと、よろしくお願いします!
と、お願いすると、
ほんとそうですね、とにっこりしてくださいました。

結局やはり一人芝居で終わってしまいましたが、
4年目にしてやっと先生と心が通った会話ができて、
個人的にはうれしい出来事となりました。

モンスターピュアレントとの境目は微妙ですが、
より良い学校になったらもっとうれしいな、
という思いを上手に伝えるために、
笑顔とありがとう、
それから話は短く歯切れよく、
を心がけて、
これからも気軽にお話をしていきたいと思います。
望まれているかどうかは別として。
あはは。

用務員さんは、私とお話して、
きっと私のために枝を切って下さったのかと思います。
「折れた枝から芽が出てる」という言葉。
私は芽が出てるということを伝えたくて話題に出し、
用務員さんは枝の折れた木がある、ということを頭にインプットされたのだと思います。
それはそれで、今度お会いした時、
切って下さってありがとうございます、
と言おうと思います。

それぞれのその時その人で、心が通じ合ったのですが、
全体を総合すると目的は達成できませんでした。

人と分かり合うっていうことはほとんど不可能だということを前提に、
それでも、意見や行動は一致しなくても、
相手を思い合う気持ちを優先するという大切さも、
あるのですね。

たった一本の木の、どうでもよさげな事柄でしたが、
いろいろと心が動いて、
私には一つの出来事でした。
















by thuchinouta | 2017-05-24 20:30 | diary